私の実家には大きさはそれほどじゃないですが 一枚のペルシャ絨毯がありました。
それは父が求めたもので、父にとっても憧れであったに違いありません。
ペルシャ絨毯の歴史はそれほど分かりませんが 父から聞いた話だと、紀元前から存在して昔から珍重されたり 生地の薄いものはカバーやテーブルクロスにもなると聞きました。
タッチの感じでは羊毛が好きです。
綿が混在しているものもありますが、伝統的に言えば 羊毛の方がよりペルシャ絨毯らしさが出ているでしょうね。
また、唐草模様や忍冬模様やアラベスク模様など
種類はそれほどじゃないですが、似たようなものを織っても 微妙に違いが生まれて同じものには見えないのも ペルシャ絨毯の良いところかも知れません。
今、私が持っているのはかなり小さいペルシャ絨毯で タペストリーとして飾っています。
色は群青色に近いもので、絹で織られています。
敷いてしまうと勿体無い思いから、飾ってますが いつか大事なお客様を迎える事があれば
一番目立つ場所に敷いて差し上げたいと思っているのです。
歴史と伝統があるペルシャ絨毯は 現在、織り手作り手が減ったと言われています。
もっと復興して、素晴らしいペルシャ絨毯と出会える事を 心から希望しています。